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2016/02/03

山幸窯 土から生まれる宝石とオブジェ

多数の陶芸家さんの作品が並ぶお店を拝見していて、『ハッ』とさせられる作品に出会いました。
それは目にも鮮やかなブルーの釉薬が施され、どこか異国の海を想像させられる器。

DSCN3369

トルコブルーというのでしょうか。
ついうっとりと見入ってしまう程の、心に響く色合いです。

なんだか宝石のようでもあり、それでいてしっかりと本来の器としての機能も兼ね備えた器たち。(上の写真は工房に並べられているもの)

そんな才色兼ね備えた作品の数々を生み出されているのが、山幸窯で陶芸を営まれている『山本幸一』さんです。

DSCN3348

今回、またしても突撃で恐縮でしたが、金峰山山腹にある工房をお訪ねさせていただいてきました。

DSCN3383

熊本市内より、山頂へ向けて車で登ること30分程。
辿り着いたのは、どこか日本の蔵の雰囲気を持ちあわせた山小屋風の建物。
高い石垣の上に立てられれいるため必然的に見上げるかたちになったのですが、そこから見える窓にはほんのりと明かりが灯っているのが確認できました。

う~む、あの魅力的な作品たちは、この場所から生み出されているのね。。。

「事前に連絡はしていないけど、お訪ねして大丈夫だろうか」
当然ながらいつものように一抹の不安が胸をよぎりましたが、すぐそこに宝石が・・・という気持ちが特派員を奮い立たせ、石垣に設けられている階段へと足を進めたのでした。
※一個人としての視点で・・・との理由もあるのですが、常識的にはご連絡してからお訪ねするのが礼儀ですよね。事業者の皆さん、いつもすみませんm(_ _)m

緊張の面持ちで建物のドアを開けると・・・

DSCN3378

なかにはこのように開放的な空間が。
そこには多数の陶器に混ざって青い宝石の存在も。
その手前、入り口すぐ脇の土間では暖炉に火が灯されており、向かい側では事前にホームページでお姿を拝見していた陶芸家山本さんが作業をされていました。

宝石に出会えたことで気が緩んだ特派員も、また気を引き締め直しました。
といいますのも、事前の情報(こちらもHPですね)では、山本さんはイタリアで学ばれたご経験もあり、世界を舞台に個展を展開されていらっしゃるグローバルな方とのこと。

そのような方に、特派員はどう映るのか。。。
いきなりボロを出してはいけないと、とりあえず「ちょっと中を見せていただいてもいいですか?」とお尋ねしたところ「いいですよ」とのお返事をいただきました。
作業を続けていらっしゃいましたので、なるべくおじゃまにならないよう、お言葉に甘えてまずは作品を見せていただくことに。

DSCN3361

キャ~、やっぱり近くで見ると更にステキ(*^^*)
あのトルコブルーの器たち☆

冒頭に掲載した写真もこちらの工房で撮影させていただいたものなのですが、いろいろなサイズ、かたち、用途のものが多数。
そのほかにも多彩な趣の器がたくさん並べたれていましたが、色のインパクトはやはり絶大です。

それに加えて、白を基調にそのトルコブルーを点在させた作品もチラホラ。

DSCN3352

実は特派員、こちらのバージョンのものも以前トルコブルーの器に遭遇したお店で拝見させていただいており、それ以来ずっと心惹かれている状態なのでした。

白い砂に青い海。
まるで地中海のようです。
無造作に施された茶色の文様も、なんだかその歴史を刻んであるかのようで、足を運んだことのない欧州の自然や歴史を感じさせてくれる作品です。

そんなことを思いながらくまなく拝見して回らせていただいていると、山本さんの方から声を掛けていただきました。

「以前一度いらっしゃいましたか?」
「いえ、実はあるお店で作品を拝見させていただいて・・・」

DSCN3367

お話のきっかけを事業者さんにつくっていただくことになってしまった特派員。
大変申しかけないなと思いながらも、こちらの工房をお訪ねさせていただいた経緯や趣旨をお話しさせていただきました。

すると山本さん、特派員の話を丁寧に聞いてくださりながら、いろいろなことをお話してくださいました。

その内容は主に、山本さんの個展でのエピソードや理想とされている陶芸家の在り方、現在の陶芸界の風潮など、大変貴重なお話ばかり。

なかでも『自分の知らない土地(海外や同じような作品がない土地)へ行って個展をするのは大変。だけどそこで作品が売れた時のうれしさは他にないよ。言葉ではなく、作品そのものが受け入れられた感じ。』とのお話が印象的でした。

DSCN3366

成程、それが山本さんが現在陶芸家をされている源なのですね。
そのお言葉からは、器のような決まったかたちのあるものに加えて、オブジェでもっと自由に表現したいというようなお気持ちも感じ取ることができました。

DSCN3373

ホームページにも掲載があった同様のお言葉からすると、特派員が惹かれた青や白の器もその表現の中の一部のようです。
尤も、山本さんはその宝石のような色合いのもの以外にも、様々な色彩や文様の器を制作されています。

そのなかでも、最近注目を集めているのが黒い器のシリーズなのだとか。
やはり世界でご活躍されている一流の方々には、共通する直感的な美意識のようなものが存在するのかもしれません。
(こう記載した理由には、山本さんから教えていただいたあるエピソードがあるのですが、ここでは公表を控えさせていただきます)

それはオブジェの方でも同様に、ご購入を検討されるのはどうしても山本さんの作品ではないとという方や、拝見してすぐにほしい言われる方も多いとのこと。

DSCN3376

一方で山本さんは、「一般の方がぱっと見ても良いと思われるものが、誰が見ても良いものだ」ともおっしゃりました。

なんだかしみじみと深いお言葉。
それが世界をご経験されてきた山本さんの口から発せられたものですので、なおさら説得力があります。

ここまでいろいろとお話を聞かせていただいて、特派員はすっかり山本さんのお人柄に魅了されてしまいました。
作品が受け入れられる喜びを感じながらも、決して満足することなく表現したいものをつくり続けられている。
かと言って、日常で使用する器の形状やデザインは決して突飛なものではなく、誰もが使いやすいようにかたちづくられている。
特派員のような飛び込みの失敬なヤツにも真摯にお話していただける・・・

そんなお人柄には、これまで山本さんが陶芸に対して向き合ってこられた姿勢がそのまま表れているような気がしてなりません。

DSCN3371

そこには、国内外問わず精力的に個展をされていることから生まれるグローバルさや柔らかさのようなものも存在しているように感じました。

はじめはトルコブルーや地中海風の器が好きだと感じていた特派員でしたが、お話を聞きながら拝見させていただいているうちに、すべての作品が宝石のように輝いて見えてきました。
その宝石に囲まれて躍動するオブジェたち。

もちろん、その作品たちを生み出された山本さんにとっても、いずれも大切な宝物であることには間違いはありません。

『~山幸窯 土から生まれる宝石とオブジェ~』

今回の題をそう名付けさせていただいたのには、そういった理由が根底にあったのでした。

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この記事でご紹介したような作品を一度見てみたいという方、とりあえず一度熊本県伝統工芸館へと足を運んでみてください。

なび熊本 熊本県伝統工芸館様 情報掲載ページ
(情報を追加させていただきました。ページ内より各情報にリンクあり)

山本さんの器が限定された数とバリエーションですが販売されています。
※冒頭で記載した「お店」というのは、伝統工芸館に併設されているショップです。また、数点ですがネット販売もされています。

また、オブジェを見てみたいという方、日航ホテルロビー(正面玄関側)を訪れてみてください。入り口すぐの空間に、山本さんの作品が3点展示されています。

なび熊本 ホテル日航熊本様 情報掲載ページ
(情報を追加させていただきました。ページ内より各情報にリンクあり)

新しい作品を拝見してみたい!
という方、ぜひ個展へ足を運ばれてみてください。
山幸窯さんホームページExihibition
(リンクを掲載させていただきましたm(_ _)m)

もしこちらの記事に掲載した作品について問い合わせたいという方がいらしゃいましたら、まずはホームページのContactページをご利用されることをおすすめします。
※ホームページは下に記載。

いずれにしても、山本さんを通して土から生み出される、すばらしい宝石やオブジェたちですよ(^_^)

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山本幸一さん山幸窯様ホームページ
なび熊本 山幸窯様 情報掲載サイト
【取材許可】山本さんにいただきました。

なび特派員 熊本


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