2014/05/26
バンズ商店 活きあさり アウトレット木更津駐車場前
- 名称:ちいさなお店 バンズ商店
- 商品:海苔・活きアサリ(あさり)
- 住所:〒292-0008 千葉県木更津市中島542-2
- 電話番号:0438-41-3777
- なびちば:http://navichiba.com/0438-41-3777/
- 最近新しく出来た盤州という浜焼きのお店とは別です。今度盤州は記事を書く予定です
三井アウトレットパーク木更津北側駐車場出口真ん前の小さな商店
木更津に移住してみて思ったのは思ったほど地元の海産物を食べられないという事。
考えてみれば木更津港は漁港じゃない。木更津の地元の産業はだいたい海苔とアサリという事。
魚は竹岡まで行かないと漁港が無い感じだ。(富津もあるかもしれないが、まだそこまで知らない)
ここのバンズ商店はアウトレットに行った時に気になっていた。(道路が反対側なのでUターンしないとならない)
この日アウトレットの増床写真を撮りにいったついでに覗いてみると、なにやらアサリ1Kg800円となっているので、『え?これは安いんとちゃうの?』と、そこに居た親父さんに
『あさり有る?』と聞くと、行った時間が遅かったので
『今日はもう裏の生簀に片付けちゃったよ』と親父さん。
『え?生簀あるの?』と聞くと
『有るよ、潮干狩りも出来るよ』と親父さん
と言うと、後ろを見せてくれた。
あらま!砂を入れたこりゃ生簀っぽくなっている。
ここ木更津アウトレットの駐車場の真ん前なのだが。。。。。
親父さんは齢多分80歳に近い感じなのにまだ現役でしっかり働いている。
『こりゃ凄いじゃん!』と私
『ここではまぐりやアサリを入れておけば活きがいいからね』と親父さん
『こないだもここでアサリ買ってくれた人がこんな活きの良いアサリ人生で初めだって言ってたよ』`,、(‘∀`) ‘`,、
と親父さん
後ろに屋根付きの何やら建物らしきものも建てていて、
『あそこは何なの?』と聞くと
『あそこでバーベキューとか出来るようにと思ってんだ』と親父さん
『ぼちぼちやってんだ~よ』と気さくな親父さんだ。
実はこうやって地元の人々と知り合っていく。
『海苔も作ってるから、青のりも有るんだ。盤洲干潟ののりは匂いが強いからな。富津に行くと同じ海苔でもでき方が違うんだ。盤洲干潟ののりはやっぱり良い海苔が取れるんだ。』と親父さん
『仙人藻(せんにんそう)』と言って商標登録までしてる。
『なんだ親父さん経営者じゃん』と私
この親父さんは地元の出身で木更津の海の男だ。木更津の干潟はどうやら盤洲(バンス)干潟といって日本の干潟100選にはいっているらしい。今ははまぐりを入れていて、はまぐりの卵を流れないように定着する事を試みていると言っていた。こういう話はお店をみただけじゃ絶対にわからない。聞いて知る事が如何に多いか。だから話を聞くことが大事なんだ。
『もう道楽だよ』と言いながら、しっかりした親父さんだ。
その日は結局、生け簀に入れたという事で、『じゃあ又来るね』と言って帰った。
結局、翌日、金田バスターミナルに行く用事があったのでついでに行くと。
親父さん覚えて居てくれていた。今日はアサリが有った。これはボンゴレビアンコとかに良いのではないだろうか。
この活きの良さはそうそう買えるものじゃない。しかも1kg800円!!
これもんの活きだ。
で、親父さん。
『なんか今、船から取ってきたアサリがあるからよ。それ持ってきてやるよ』と。
『え?いいよ親父さんこれ十分活きいいよ』と言うと『すぐ来るから待ってなよ』
と店を将棋を打っている友人の方々に任せ自転車にまたがりアサリを取ってきてくれた。
で、新鮮なアサリをわざわざ計ってくれた。
『30分どうする?砂抜くけど待っているか?』と親父さん
『別に待っててもいいけど』と私
『時間勿体無いんじゃ、海水もってくか』と親父さん
ペットボトルに入れた海水をくれた。
『これ30分程だかんな』
と言われ、海水とアサリを持って帰った。
海水に入れておくと凄い
そもそもあさりを買って海水に入れておいたことが無いのだが
海水に入れておくと、その潮の吹き方が半端じゃない!!
家の台所のボウルに蓋を少し開けて入れておいたら周りが海水だらけになった。
塩の濃度は重要なんだと知った。
あと水道水はカルキが入っているのでどうやらイマイチなんでしょうね。
あさりの保存
おやじさんも言っていたし、潮干狩りの漁協の人も言っていたのは
とにかく暖かいまま持っていくのでは無く、基本的に真水で洗って貝の口を閉じさせる。
時間によって冷やして持っていく。で、出来れば海水で砂抜き。(親父さん30分って言ってたけど1-2時間でも大丈夫でしょう。)で、食べられるだけ調理する。(味噌汁に入れようがボンゴレにしようがバター焼きにしようが美味いはず)で、
残りはそのまんま冷凍保存する。で、食べる前に熱湯に入れて調理する。
それで太ったままの身で食べられる。
あまりの活きの良さに気持ち悪がる奥さんとかも居るかもしれませんねえ。その場合旦那、奥さん助けてあげてくださいね。新鮮なアサリは美味いっすよお。
なび特派員千葉
2014年5月26日