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2016/05/06

【熊本地震体験記】 15日朝~16日本震発生

2016年5月6日記載

M6.5(自宅は震度5強)の地震から一夜明けた4月15日朝。
慣れない車中泊と余震の揺れ、緊張状態などから何度も目が覚め、結局賞味3時間ほどの睡眠で起床した。
(この時短時間ながらもきちんと眠れたことが後々の行動に良い影響を与えた)

その後夜が明けきるのを待って、車の外へ出るとまずまずの天気。
ただその時見た青空一面に、白いペンキをハケで短く描いたような変わった雲がびっしり浮かんでいたのを覚えている。

「あんな大きな地震があったんだから、そりゃ空もちょっとは変だよな。。。」
とわけのわからない理由でなんとなく納得し、恐る恐る自宅のある建物4階の部屋へ。
この時はまだ、その夜(正確には日をまたいで16日1時25分)により大きな揺れに見舞われることなど知る由もなく、怪我もなく自宅周辺には特に大きな被害は見当たらなかったことにどことなくほっとしている感じもあった。(自宅建物には大きなひびこそ入ったが)

部屋の中は、昨日屋外避難前に確認した時と変わらず部屋という部屋中あらゆる物が散乱していた。
http://navitokuhain.com/42058/

「こりゃ片付けには時間がかかりそうだな。」
ここまで散らかると開き直りもできるできるもので、とりあえずはそのままの状態にして原付きで外出。
(この時水道と電気は無事であることを確認)

7:30少し前、テレビの情報で確認していた熊本城の長屛が倒壊した様子を見に行く。
美しい白い直線が城内へ向けて曲がっている姿はやはり悲しいものがあったが、この程度の被害で済んでいることに安堵。
そのまま通町筋を通ると、下通りアーケードに通行規制がかかっているのが確認できた。

その後産業道路を使って東バイパス方面へ走っていると、熊本学園大学グラウンド付近で水が流れ出している様子に遭遇。
ニュースでは水道管の破損も発生しているとの情報もあったが、それを目のあたりにしてみると揺れが激しかったことを改めて実感。

その先のコンビニへ。
ここへはまず、お金をおろす目的で立ち寄った。
朝の早い時間だったが取り扱いは開始されているおり、もちろん手数料がかかるのは承知だったがとりあえず必要な金額を引き出し。

たぶん昼間の銀行はありえないくらい混むだろうなということを予測しての行動だった。
※実際昼間に銀行に行った際には、混んではいたが思っていた程ではなかった。

何か食べるものをとの思いでおにぎりなどのコーナーへ向かうと、かなり品薄の状態。
「地震の影響ですか?」と店員さんに尋ねたところ「交通事情でトラックの到着が遅れているみたいです」との返事。
※このときも確か、高速道路は規制されていた。

コーヒーとなにか適当なものを頬張り、北区の実家方面へ。
道中段々と被害が少なくなっている様子が確認でき、安心感も増していった。
途中懇意にしている知人宅へ立ち寄り「いや~ぁ、すごい揺れでしたね」などの会話。
「でもお互い怪我などがなくてほんとによかった」。

ところどころ民家から落ちて割れている瓦に気をつけながらも、無事実家へ帰宅。
実際に家族の無事を目で確認できて、さらに安堵。

この日はその後菊陽町光の森周辺(断水していた)や東区の状況を確認し、昼過ぎに中央区の自宅へ帰還。
(帰宅前に駐輪場の自転車が根こそぎ倒れている様子や、駐車場のブロックが崩れている様子を確認)

部屋へ戻り改めて散らかっている状態を撮影し、とりあえずはごはんを食べれるようにと前日のままにしていた台所を片付け。

早朝からの移動や撮影などで疲れがあったため、適当に夕食を済ませてパソコンへ向かった。(こたつにて)
情報収集のためテレビを付けたまま、その日の状況を記事に記載。

21:30頃「ああ、昨日地震があったのはこのくらいの時間だったな」との思いが頭をよぎったくらいのタイミングでパソコンの電源を落とそうとしたところ、更新プログラムが。
仕方なしにノートパソコンを開いた状態で座椅子に持たれていたところ、いつの間にかそのまま寝てしまっていた。

どんっという下からの突き上げられるような衝撃に目を覚ますと、14日にダイニングテーブルの下から見たときと同じような感じで、目の前のテレビが激しく前後に揺さぶられながら落下した。

と同時に電気が消え、ここで寝ぼけた頭で「あ、、、また大きな地震が来たんだ」とやっと理解することができた。
※地震発生と同時にどこからかヘリが飛び立つ音がしたのを何故かハッキリと覚えている。



5月7日追記(追記の内容は4月16日の本震発生直後からのものです)

4月16日1時25分 熊本地震本震発生
マグニチュード7.3

【熊本市中央区】
震度6強

【震源地益城町 / 西原村】
震度7 / 震度7

暗闇の中、なんとか這って再びダイニングテーブルの下へ。
意図しないまま意図しない場所で眠っていたため頭が混乱していたのか、揺れの程度が前日と比べて大きかったかどうかなどはあまり覚えていないが、開いたままのノートパソコンがこたつの天板ごとすべり落ちていたのは確認できた。(パソコンは無事)

短い時間で揺れはおさまった(ように記憶している)ため、一旦テーブルの外へ出て呆然としているとまたゴ~ッという音とともに激しい揺れが襲った。

「も~っ、何なん。。。」
さすがに泣きそうになった。

今回は時間的に火災の心配はなさそうだったが、14日の地震でできた建物のひび割れを思い出し、繰り返し襲ってくる激しい揺れで倒壊するイメージが一瞬頭をよぎる。
「泣いてる場合じゃない・・・」

暗闇のなか寝る前まで使っていた携帯とスマホを探しだし、前回避難したとき通帳などを詰めたままのバッグに押し込み階段を下りた。
踊り場のひび割れは確実にひどくなっている。。。

建物の外へ脱出すると、近隣の住民もまた同じように避難を始めていた。
『前のより大きいみたいだ』
その中の誰かが発した言葉で、より大変なことになっているんじゃないかと恐怖が増す。

近くのお店からガラスが窓枠ごと落ちて粉々になっていた。
※この破片を踏んでしまっていたらしく、後から運動靴の底に刺さっているのを発見した。

本震直後

1:39分実家へ電話。(今回はauの携帯電話回線)
固定電話には誰も出なかったため、携帯へ掛けると外へ避難している家族に繋がった。
(その後電話は繋がったり繋がらなかったり。このときもこのタイミングで家族の無事を確認できたことがその後の心の安定につながった。)

早々に車へ移動し、テレビを点ける。今回はすぐに映像が映し出された。
『再び益城町で震度6強の強い地震が発生』※後に震度7へ修正。
あまりに予想外の出来事に、なんだか気が遠くなってしまいそうに。

『多数の家屋が倒壊しているようです』
『阿蘇大橋が崩落している模様』
『俵山トンネルで壁が崩落』
(阿蘇大橋と俵山トンネルの情報も夜の内の比較的早いタイミングで報道されたと記憶している)

次々と頭がしびれてきそうな被害の状況が伝わってくる。
こんなに強い揺れが2回も来たんだから相当の影響があっても不思議じゃないとは思いながらも、その規模の大きさに現実感が遠のいていくのを感じた。

その夜はそのまま車に泊まったが、睡眠が不足していたためかある程度眠ることができた。(この頃から勝手に体が自分と精神をを守るモードに入ったような感じがあった。)

朝方、再び近くのコンビニへ。
驚いたことに営業していたのだが、断水でトイレが使用不可に。
(コンビニの皆さんの淡々とした対応素晴らしかったです)

どうしたもんかと辺りをさまよったが、目的を果たすことができそうな場所は見当たらず。
ところどころ下の写真のように一部が崩れている建物もあったため、身の安全も考慮して一旦車へ戻る。

本震後の朝

結局また恐ろしい思いをしながら自宅建物へ戻り、無事、事なきを得る。
※前震で入った縦のヒビも更に大きくなっていたが、奇跡的に今回も電気と水は止まっていなかった。(電気は一旦停電した後回復していた)

[実は15日日中に、益城町のグランメッセへ足を運ぶ予定があった。もしその時に発生していたらと思うと考えが止まらなかった。]
※これを記載している5月7日から、余震の揺れをほとんど感じなくなった。なんだかそれが、かえって不思議に感じる。

つづく(予定)

なび特派員 熊本


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