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2013/05/19

宮醤油(たまさ醤油) 天保6年創業 富津市

名称:宮醤油 (たまさ醤油)
事業者名:有限会社宮醤油店
住所:〒293-0058 千葉県富津佐貫247
電話番号:フリーダイヤル 0120-383-861
FAX: 0439-66-1605
創業:天保5年(1834年)
URL:http://www.miyashoyu.co.jp/

富津 たまさ醤油 有形文化財

富津 たまさ醤油 有形文化財

実は塩分を控えるように医者に言われているので地元の醸造醤油屋さんだと減塩しょうゆがあると思い、寄らせてもらった。

入口に入るとセンサーでチャイムがなるようになっていた。
しばらくすると、ここのご主人が来た。

『ここはご主人随分古い醤油屋さんですねえ』と言うと、天保6年(1843年)創業です。と。ひえ~。すごい。創業時の帳面が残っていた…。すごい。

たまさ醤油

たまさ醤油

そこでご主人に取材を申し込むと快い返事を貰った。
それからご主人が色々と説明をしてくれた。まずここの醤油の醸造元でかなりの文化財が残っていて、この建物自体が文化庁の登録有形文化財の指定を受けている。

文化庁 登録有形文化財

文化庁 登録有形文化財

まずご主人、醤油の前に昔の資料がかなり手付かずで残っている事を説明してくれた。
動画を一つ紹介。明治25年の醤油の広告だ。全部が漢文だ。史料としても一級品だろう。

ご主人の説明によると代々横着者だったんですよ。実はうちはゴミが出ないんですと。
皆、蔵に入れたままにして放っておいたから昔のものが残っているんです。

その後すごいものが残っているを教えてくれわざわざご主人が実演してくれた。
この障子戸の説明は多分、なび特派員しか無い!

実はこの建物に秘密が有った。店舗なので間口が広くないとならない。ところが夜になると防犯も考えねばならないという事で、途中に柱を立てる。

宮醤油店 ご主人

宮醤油店 ご主人 背景は有名人の色紙だらけ

下に框(かまち)を入れる

宮醤油店の昔の店舗 框

宮醤油店の昔の店舗 框

なんと上から戸が降りてくる

上から戸が降りてくる

上から戸が降りてくる

この知恵のすごいところ。片方が格子戸になっていて片方が雨戸のようになっている。

戸を下ろしたところ

戸を下ろしたところ

そして、こうなる

戸を取り障子をずらす

戸を取り障子をずらす

ここが障子になっているという事は表から見ると灯りが見える。
灯りが見えるとお店がまだ開いている事が分かる。
お客さんは灯りが点いていると醤油を買いに来られる。
そして格子戸をくぐり抜けでは無く、格子戸を開けくぐり抜け醤油を買う。
さらに

お店が閉めた後には小窓が

お店が閉めた後には小窓が

そしてこの戸を上げられる。

そして戸を上げると

そして戸を上げると

ここの醸造方法は昔ながらのままらしい。

実は醤油の品評会では全国でもいつもトップクラスだったのに醤油の品評会のルールが変わり今は賞状が貰えないと言っていた。
今のルールは色と香りのみなって味が無くなったらしい。
例えば東北の醤油は発酵が弱いの塩分が強く、ただそれ自体が東北の文化になっている。
九州は九州でその地方独自の味があるのでいわゆる全国の品評会の方式が変わったとご主人。
ここの醤油は色が濃いので味だったら自信はあるが品評会では上位になるのは難しいと。

品評会賞状

品評会賞状

ただ今日は先日美味しかったと醤油を買いに来ている方が居ました。
ここのポン酢は、この辺りでは夏みかんがかなり取れる。ただ最近は酸っぱすぎてあまり食べる人が多く無くなった。
そこでここのポン酢にはここ周辺の夏みかんを使っている天然ポン酢だと言っていました。

このガラスだ

この歪んだ感じのガラス

贈答品もやっているし全国へも発送。
ホームページを見ると一部の生協にしか取り扱いが無いじゃないか。
いやいや。小さいボトルの醤油をここまで買いに来ようか。ポン酢はまだ試してないので試したらまたレポートしよう。

贈答品も有る

贈答品も有る

これは醤油樽なのだろうか。
天保からというと飢饉も乗り越え幕末も乗り越え江戸時代の商人だったのだろう。
この富津の地で、どうやらこの場所は城下町だったようだ。
久留里城も徳川とのつながりも有ったようだし、割と房総半島は重要な拠点だったのかもしれない。

醤油樽

醤油樽

木更津、君津、富津はわりと一括りのジャンルになるかもしれない。
ここの醤油醸造所は国道127号線沿いにある古い建物なので分り易いだろう。
正面にはセブン-イレブンがある。


大きな地図で見る

しかしこういった地域の醤油醸造をやっているところの流通が生協がほとんどで一般の人々の目に触れることが無い
という事の方が驚きだ。

実はあらゆる分野でこういった独自の価値を持つ人々や事業者は居る筈だ。
長期的に存続する仕組みをどう構築するか。また人の場合はその人の人生目的にどう合致した生き方を目指すか。
それに投資をする事が実は重要なのだがまだ世間的にそういった理解はあまりない。

(お金の威力がすごいので拝金主義が誕生する。それは時間をやりたいことに使う事の出来る投資だ。実は利益を上げる企業は価値を持つ事業者や人々の役割を担える。その投資はある意味合法的な範囲であればあらゆるところに投資出来るが、そういった事業者も大変少ないのと偏っているので日本ではあまりそういう人々は居ない。自分の資産形成にものすごく熱心は社長は一杯居るが可能性のある人に投資する社長を私は一度も見たことが無い。能力を持っている人へ投資をし、それらの人がリーダーシップを発揮する事で社会に伝播していく。ただこれは社会的には異端者の考え方でそれこそ自分に金を湯水の如く使う事にステイタスを見出すのもマスコミの豪邸紹介とかの影響だとも思う。しかし国家は違う。まあ、自分の考え方を実践するには、そういった人々をまず自分が創り出さないとならない。だから縁が重要になる。縁が有る。縁が無い。それで人生は大きく変わってしまう。でもそれもまた縁なのだ。)

伝統と革新。これはどの時代も持つテーマなんだろうが、両面必要だと思う。
ただ日本には革新がより必要になるだろうが、こういった醸造所は是非残って欲しい。

富津市も過疎化が始まっている感じだ。
休日には少しは人が来るが平日は人が大変少ない。
今日は寒かったから富津岬もそう人は多くなかった。

結局、うす塩しょうゆとポン酢とあさりの佃煮を買った。
あと、さしみ醤油も買おうと思ったらご主人がいいですいいですと売ってくれなかった。
良心的なご主人だ。

だからこそ、こういった場所は長く続いて欲しい。
ここまで残した伝統を是非継承してほしい。先日のいすみ市の飯縄寺もそうだが、ここも残す価値が有る醸造所だ。

売れる仕組みを是非持って欲しいと思う

なび特派員千葉
新城


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